食品安全スキーム_審査/監査の在り方…

最近、審査や監査に立ち会っていて特に感じることがある。

なぜ、審査/監査のスタイルが固定化されてしまうのだろうか?
こうでなければならないというイラショナルビリーフ(※)に凝り固まってしまうのは何故だろうか?
審査/監査のレギュレーションであるISO19011を元に臨んでいるからだろうか?

チェックリストに基づいて、チェックリストと睨めっこして、審査/監査を進めることは決して間違っていると言わないが、その事業所の本質を掴めているのだろうかと心配する。
確かに強弱を付けて審査/監査を行っていることは見えるが、その強弱も「…重要管理点だから、危害要因だから、…」という一般的な範疇に過ぎない。

審査員/監査員が唯一成長できる場面である「審査/監査」の現場で、
事業所の本質や弱点を見極められず、企業文化(風土、体質、品格、言葉は何でもよいが)から招いているマイナス思考や負のエネルギーを捉えきれているのだろうか、また、本当の意味でスキルアップに繋がっているのだろうか。

形も大事だが、中身を改善・改革へ向かう意見やアドバイス、その方向性を示すことのできる道標の人財が減少していくことになるのではないか、と、ここ数年間懸念を抱いている。

http://www.hama-mental.com/irratinal2020.pdf

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